【一眼レフカメラ】上手に撮影するために抑えておくべき設定

これから一眼レフカメラで撮影を始めて風景や街並みなどを撮影していきたい方もいると思います。一眼レフカメラを使ってきれいな写真を撮影するには抑えておくべき設定があります。

写真をきれいに撮るには写真を撮影する場所や場面に合わせて設定を変えることが大事です。そこで今回は、一眼レフカメラで上手に写真を撮影するために抑えておくべき設定をご紹介します。

1、一眼レフカメラの設定!写真をきれいに撮るための基本設定

一眼レフカメラの設定!写真をきれいに撮るための基本設定

ここからは、写真をきれいに撮影するための一眼レフカメラの基本設定をご紹介します。写真をきれいに撮るための基本設定としては以下の設定があります。

【一眼レフカメラの基本設定】

  • 絞り(F値)
  • シャッタースピード
  • ISO感度

1-1、背景のボケを決める「絞り(F値)」

一眼レフカメラの基本設定に「絞り(F値)」があります。絞り(F値)を設定することでレンズの穴の大きさを変えることができ、それによって光の量を調節します。

絞り(F値)が低ければ低いほど穴が大きくなり取り入れられる光が多くなります。逆に絞り(F値)が高いと穴が小さくなり、取り入れられる光が少なくなります。絞り(F値)は数字で表されますが、数値の上がり方はカメラの性能によって変わります。

【絞り(F値)】

F値F1.4F1.8F2・・・・・・・・・・・・・・F32・・・・・・・・
 ボケる    ボケない

絞り(F値)を変えることによって、背景をぼかして主役の被写体を引き立てる効果があります。しかし、ただ絞り(F値)を変えるだけではきれいな写真にはなりません。

絞り(F値)を変えると同時にシャッタースピードも変化してしまうため、状況に応じて絞り(F値)の値とシャッタースピードのバランスをコントロールすることが大切です。

1-2、写真の画質を決める「シャッタースピード」

一眼レフカメラの基本設定には「シャッタースピード」があります。シャッタースピードは名前の通りシャッターを切るスピードのことをいい、光を取り入れる時間を調節することができます。

【シャッタースピード】

カメラの表示・・・・・・2460125・・・・・・・
体感遅い    速い

シャッタースピードは写真のブレに影響を与えます。写真を取っているときに被写体がブレることがありますが、その場合はシャッタースピードがあっていない可能性があります。

逆にシャッタースピードをしっかりコントロールすることができれば、写真に動きを与えことが可能です。シャッタースピードを速くすると被写体を止まったように写真を撮ることができ、遅くすると光の軌跡まで撮影することができます。

シャッタースピードをコントロールすることができれば、バリエーション豊かな写真を撮ることが可能になりますが、間違った設定をするとブレの原因にもなります。

ちなみに、水に流れや光の軌跡を撮影したい場合にはシャッタースピードを遅く、スポーツ撮影や野鳥撮影など被写体の動きを止めるにはシャッタースピードを速くすると良いです。

1-3、写真の明るさを決める「ISO感度」

一眼レフカメラの基本設定には「ISO感度」があります。ISO感度は取り込んだ光の量をどれだけ増幅させるかを決める数値です。ISO感度は写真の明るさをコントロールするのに重要な役割を果たします。

ISO感度は光の量を増幅する効果がありますが、増幅していない基準が「ISO100」です。200・400・800と数値が上がっていくにつれて増幅する値が増えていきます。

ISO感度が役立つのは写真が暗くなってしまう状態のときです。例えば、シャッタースピードを上げたときにそのままでは暗い写真になりがちですが、ISO感度を調節することで明るい写真を撮影することが可能になります。

一方で光を多く必要とする夜間などの撮影でもISO感度を高めればきれいな写真が撮影できるかというとそういうわけではありません。ISO感度を上げるということは光の量を無理やり増幅させるということです。

そのため、画質が悪くなってしまうことがあります。ISO感度を上げすぎると画質が悪くなってしまうことは頭に入れて設定する必要がありそうです。

2、一眼レフカメラには自動で設定される機能がある

一眼レフカメラには自動で設定される機能がある

一眼レフカメラにはここまででご紹介した基本設定を自動で設定してくれる機能があります。機能の詳細は以下の通りです。

【基本設定を自動で設定してくれる機能】

  • 全自動モード
  • Pモード(プログラムオート)
  • S・Tvモード(シャッター優先オート)
  • A・Avモード(絞り優先オート)
  • Mモード(マニュアル露出)

全自動モードのようにすべての設定を自動で行ってくれるものから、絞り(F値)やシャッタースピードを優先して設定してくれるものもあり、初心者の方でも利用しやすい設定があります。

3、まとめ

ここまでで、一眼レフカメラを使ってきれいな写真を撮るための設定をご紹介しました。一眼レフカメラの基本設定の種類はそこまで多くはありませんが、慣れるまでは状況に合わせて設定するのは難しいかもしれません。

必要に応じて自動設定機能を利用することで、初心者の方でも楽に写真が撮れるはずです。慣れてきたら少しずつ自分なりに設定を変更して撮影してみてはいかがでしょうか。

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