一眼レフカメラでピントを合わせるための設定をご紹介!

一眼レフカメラできれいな写真を撮影するにはピントをしっかり合わせて撮影する必要があります。しかし、ピントをしっかり合わせるには複数の設定を変更しないといけませんし、撮影条件によって適切な設定は変わるのでなかなか難しいです。

そこで今回は、一眼レフカメラでピントを合わせて撮影を行うために知っておくべき設定と、簡単にピントを合わせて撮影したい方に向けて自動設定についてもご紹介していきます。この記事を読めば、皆さんも一眼レフカメラでの撮影を楽しむことができるようになりますよ。

1、一眼レフカメラのピントを合わせるために必要な設定

一眼レフカメラのピントを合わせるために必要な設定

一眼レフカメラのピントを合わせてきれいな写真を撮影するためには、設定しなければいけないものがあります。そこでここからは、一眼レフカメラのピントを合わせるために必要な設定をご紹介していきます。

1-1、背景のピンボケを左右する!【F値(絞り値)】

一眼レフカメラには基本設定として「F値(絞り値)」といわれるものがあります。F値はレンズが光を通す穴の大きさをいいます。F値が小さければ穴が大きいということであり、F値が大きければ穴が小さく光の入る量も少ないということになります。

F値は写真のピントの合い方に影響を与える設定で、F値が小さいほど背景がボケたように写ります。一方で、F値が大きいと背景がはっきり写った写真になります。

このようにピントの合い方にF値は関係しているので、ピントをコントロールするにはF値の調整が必要です。このF値をうまく調整できれば背景をボケさせて主体を際立たせることもできますし、逆に全体的にはっきりとした写真に仕上げることもできるようになります。

1-2、被写体のブレに影響を与える!【シャッタースピード】

F値とともにピントの合い方に影響を与える設定が「シャッタースピード」です。シャッタースピードはレンズを通る光を遮るスピードのことをいい、光を取り込む時間を調整する役割があります。

シャッタースピードは写真のブレに影響を与えるので手ブレや被写体ブレの原因になります。このシャッタースピードとF値は切っても切れない関係にあって、F値が小さいとシャッタースピードが速くなって逆に大きくなるとシャッタースピードは遅くなります。

そのため、シャッタースピードとF値をちょうどいいバランスに設定するのは非常に難しいです。片方が適切な設定になっていたとしても、もう片方の設定が不十分だとピントのずれにつながります。

一方で、しっかりと設定することができれば写真の表現を工夫することもできます。シャッタースピードを速くすると取り込む光が少なくなるため静止画のようにきれいな写真が撮影できます。遅く設定すると取り込む光の量が多くなるので星空など暗いところで被写体を撮影するときにきれいに写すことができます。

このように、F値とシャッタースピードは切っても切れない関係にありますが、適正な設定を手動で行うのは非常に難しいということは覚えておきましょう。

2、一眼レフカメラのピントは自動設定でも合わせられる!

一眼レフカメラのピントは自動設定でも合わせられる!

一眼レフカメラのピントをF値やシャッタースピードを変更して合わせるのは非常に難しいです。しかし、実際には一眼レフカメラのピントは自動設定でうまく合わせることが可能です。そこでここからは、一眼レフカメラに搭載されている自動設定について確認していきます。

全ての設定を自動で行ってくれる【全自動モード】

ピントの設定をはじめとしてすべての設定を自動で判断して行ってくれるのが、「全自動モード」です。全自動モードは、シャッターを押すだけで色味やF値、シャッタースピードなどを自動で判断して適正なものにしてくれるので簡単にきれいな写真を撮ることができます。

ただ全自動モードは簡単に撮影できる反面、カスタマイズして写真を撮影することができません。例えば、あえてピントをずらして撮影したくても全自動モードだとその設定はできないのでピントの合った写真しか撮れません。

そのため、全自動モードは楽にきれいな写真を撮りたいときや一眼レフカメラを始めたばかりのころにおすすめの撮影設定です。

プログラムAEモード

ピントを合わせる役割を担っているF値とシャッタースピードを自動的に設定してくれるのが、「プログラムAEモード」です。全自動モードはすべての設定を設定してくれるのに対して、プログラムAEモードは光の感度を決めるISO感度や写真の白さを表現するホワイトバランスを自分で設定することができます。

全自動モードよりは自分で設定できる部分が多いので、ピントを自分で合わせるのは難しいがある程度は自分で設定して撮影したい方におすすめの撮影設定です。

また、F値やシャッターモードは自動で設定されるので、どういった場面ではどれくらいのF値・シャッタースピードで撮影するとうまく撮影できるのかを理解することができます。そのため、最終的にはF値やシャッタースピードも手動で設定して撮影していきたい方が設定について学ぶにはぴったりだといえます。

ちなみに、この他にも撮影設定としてはシャッタースピード・ISO感度・ホワイトバランスを自分で設定できる「シャッター速度AEモード」や、絞り値・ISO感度・ホワイトバランスを自分で設定できる「絞り優先AEモード」などがあり、場面に合わせて使い分けると効果的です。

3、まとめ

ここまでで、一眼レフカメラのピントを合わせるための設定やピントを自動で合わせて簡単に撮影する方法をご紹介してきました。一眼レフカメラは撮影する場所や条件に合わせて設定を変えなければうまく撮れないものです。

そのため、全ての設定を適正なものに設定するのは簡単なことではありません。なので、適宜ピントが自動で合う撮影設定を利用して写真撮影を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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